イノベーティブ創薬支援ユニット
概要
イノベーティブ創薬支援ユニットは、国立大学法人東京大学医科学研究所(医科研)の有するリソースを活用し、創薬支援ネットワーク支援テーマを推進するための遺伝子治療用ベクター及び遺伝子組換えウイルスの製造基盤整備、次世代ワクチンの開発支援基盤整備、臨床試験用グレードの製造に関する支援を通じて、基礎研究の成果を臨床応用するトランスレーショナル・リサーチ(TR)を推進します。
実施内容
1.遺伝子治療用ベクター・遺伝子組換えウイルス製造
治療ベクター開発センターは、遺伝子組換え単純ヘルペスウイルス(G47Δ)の医師主導用製剤を製造し、その他の遺伝子組換えウイルスの製造を行っています。この設備と経験を活用し、創薬支援ネットワーク支援テーマにおける遺伝子治療用ベクターあるいは遺伝子組換えウイルス製造に関する支援を行います。
2.次世代ワクチンの開発支援
伝染病研究所に由来する医科研は、感染症の基礎研究分野と診療科、感染症国際研究センター、アジア感染症研究拠点を有する感染症の国内屈指の研究所です。これまでの経験とリソースを活用し、創薬支援ネットワーク支援テーマにおける次世代ワクチン開発支援を行います。
3.イノベーティブ創薬開発支援
医科研は、再生医療等の細胞製剤製造を行う医科研細胞リソースセンター、ゲノム創薬に必要なバイオ専用スーパーコンピューター、先端的医療開発にも対応する研究倫理専門家、臨床試験実施のための附属病院等TRのためのリソースを多く有しており、創薬支援ネットワーク支援テーマに対してこれらを活用した支援を行います。